葬儀の種類。どのような形式の葬儀があるのか


葬儀の種類バナー

(目次)

1.一般葬

 (1)一般葬とは

 (2)一般葬の流れ

 (3)一般葬のメリット

2.家族葬

 (1)家族葬とは

 (2)家族葬の流れ

 (3)家族葬のメリット

3.一日葬

 (1)一日葬とは

 (2)一日葬の流れ

 (3)一日葬のメリット

4.直葬・火葬式

 (1)直葬・火葬式とは

 (2)直葬・火葬式の流れ

 (3)直葬・火葬式のメリット

5.社葬

 (1)社葬とは

 (2)社葬の流れ

 (3)社葬のメリット

6.生前葬

 (1)生前葬とは

 (2)生前葬の流れ

 (3)生前葬のメリット

7.お別れ会、偲ぶ会

 (1)お別れ会、偲ぶ会とは

 (2)お別れ会、偲ぶ会の流れ

 (3)お別れ会、偲ぶ会のメリット

8.おおすみの葬儀プラン紹介


葬儀の種類について

 葬儀にはさまざまな種類があります。宗教、宗派による違いや、日程や規模などによっても種類が分かれます。

後悔のないように葬儀を執り行うためには、それぞれの葬儀の特徴やメリット・デメリットを知っておきたいところです。今回は葬儀の種類とその特徴、メリット・デメリットを解説します。家族や自身の葬儀を考える際の参考にしていただければと思います。

1.一般葬

(1)一般葬とは

 一般葬とは、遺族、親族だけでなく仕事関係者、近所の方、友人など、生前に故人とご縁があった方々に参列していていただき、故人を見送る葬儀の形式です。

一般葬は、公営斎場や民営葬儀場などで行われ、祭壇を飾ったり、参列者に返礼品を渡したり多くの人がイメージする一般的な葬儀です。

(2)一般葬の流れ

一般葬の流れは、ご臨終、搬送、ご安置、納棺、お通夜、葬儀・告別式、火葬となります。

病院や自宅でご臨終を迎えるとまず、通夜・葬儀を行うため搬送を葬儀社に依頼します。手配した葬儀社が遺体搬送用車両(寝台車と呼ばれます)に故人を乗せ、安置先に搬送します。安置場所は自宅、葬儀社や葬祭ホールの安置室、遺体保管専門施設などになります。

納棺は通夜が始まる前までに行います。納棺に参加するのは基本的に家族と親族になります。また、納棺を行う前にお湯で故人の身体を洗い浄める湯灌(ゆかん)を行うこともあります。湯灌を行うかどうかは葬儀社に相談すると良いでしょう。

お通夜は葬儀・告別式の前日の夜に行います。お通夜では仏式の場合、僧侶がお経を上げ、参列者による焼香します。そして、通夜振る舞いという飲食の席が用意され、お通夜に参列者された方や親族に召し上がっていただきます。時間にして1~2時間程度行われるのが一般的です。

葬儀は僧侶によって故人をあの世へ送るための儀式が行われます。葬儀が終了して僧侶が退席された後、告別式となり故人と家族、親族など故人とご縁があった方々が最後のお別れを行う時間となります。告別式が終わったら出棺となり、火葬場で納めの式が行われ、火葬という流れになります。

(3)一般葬のメリット

一般葬のメリットとしては、故人とご縁のあった多くの方と一緒に偲ぶことができ、参列者に感謝の思いを伝えることができます。また、従来の伝統的な葬儀儀式を執り行うことができ、しっかりとした葬儀を行えます。一般葬は、さまざまな立場の人々を参列者として呼べるため、特に人付き合いを大切にしたい方、伝統的な形式を行いたい方に向いている葬儀と言えます。

2.家族葬

(1)家族葬とは

「家族葬」とは家族を中心に、親族、故人と親しい友人・知人のみで行う小規模な葬儀のことです。

参列者の対応に追われることなく、お別れの時間をゆっくりと過ごすことができるのが特徴です。

また、家族葬は参列者が少ないため、飲食代や返礼品の費用を抑えられます。

近年、高齢化や核家族化が進み増加傾向にある葬儀形式です。

(2)家族葬の流れ

家族葬の流れは、ご臨終、搬送、ご安置、納棺、お通夜、葬儀・告別式、火葬となり一般葬と同じ流れになります。

病院や自宅でご臨終を迎えるとまず、通夜・葬儀を行うため搬送を葬儀社に依頼します。手配した葬儀社が遺体搬送用車両(寝台車と呼ばれます)に故人を乗せ、安置先に搬送します。安置場所は自宅、葬儀社や葬祭ホールの安置室、遺体保管専門施設などになります。

納棺は通夜が始まる前までに行います。納棺に参加するのは基本的に家族と親族になります。また、納棺を行う前にお湯で故人の身体を洗い浄める湯灌(ゆかん)を行うこともあります。湯灌を行うかどうかは葬儀社に相談すると良いでしょう。

お通夜は葬儀・告別式の前日の夜に行います。お通夜では仏式の場合、僧侶がお経を上げ、参列者による焼香します。そして、通夜振る舞いという飲食の席が用意され、お通夜に参列者された方や親族に召し上がっていただきます。時間にして1~2時間程度行われるのが一般的です。

翌日は僧侶によって故人をあの世へ送るための葬儀式が行われます。葬儀式が終了して僧侶が退席された後、告別式となり故人と家族、親族がお別れを行う時間となります。告別式が終わったら出棺となり、火葬場で納めの式が行われ、火葬という流れになります。

(3)家族葬のメリット

「家族葬」メリットは、家族や親族の小規模で行うので、自宅にいるような雰囲気の中でお別れの時間をゆっくりと過ごせることがメリットと言えます。

また、家族葬は参列者が限られるため、小さな式場で執り行え、飲食代や返礼品費用もあまりかからず、葬儀費用を抑えられることもメリットの一つです。

3.一日葬

(1)一日葬とは

「一日葬」とは、お通夜を行わずに葬儀式・告別式を1日で行う比較的新しい葬儀のスタイルです。参列者のスケジュール調整が難し時や、お通夜を行わないので費用負担を減らしたい場合に選ばれます。

一日葬を選択される場合は、新しいスタイルの葬儀形式のため予め菩提寺に相談された方が良いでしょう。

(2)一日葬の流れ

一日葬の流れは、臨終を迎えたのち、搬送、ご安置、納棺、お通夜、葬儀・告別式、火葬「ご遺体の搬送」「ご安置」「納棺」「葬儀・告別式」「火葬」という流れになります。お通夜を執り行わない以外は、一般葬とほぼ同じ流れになります。

病院や自宅でご臨終を迎えるとまず、葬儀を行うため搬送を葬儀社に依頼します。手配した葬儀社が遺体搬送用車両(寝台車と呼ばれます)に故人を乗せ、安置先に搬送します。安置場所は自宅、葬儀社や葬祭ホールの安置室、遺体保管専門施設などになります。

そして、納棺を行います。納棺に参加するのは基本的に家族と親族になります。また、納棺を行う前にお湯で故人の身体を洗い浄める湯灌(ゆかん)を行うこともあります。湯灌を行うかどうかは葬儀社に相談すると良いでしょう。

そして、2日目に僧侶によって故人をあの世へ送るための葬儀式が行われます。葬儀式が終了して僧侶が退席された後、告別式となり家族、親族、故人とご縁があった方々が故人と最後のお別れを行う時間となります。告別式が終わったら出棺となり、火葬場で納めの式が行われ、火葬という流れになります。

(3)一日葬のメリット

一般葬や家族葬では通夜、葬儀と2日間必要になりますが、一日葬では通夜を行わないため1日で済ませることができ、遺族の時間的、精神的、経済的負担を軽減することができることがメリットです。

4.直葬・火葬式

(1)直葬・火葬式とは

「直葬(ちょくそう)」とは、通夜・告別式等々の宗教儀式を行わず、火葬のみを行う葬儀形態のことです。現代社会において宗教観が変化したこと、人間関係の希薄化が進んだこと、

さらに日本全体の高齢化の進行で、知人友人がすでに他界していたり、高齢で葬儀に来られないといった事例が増加したこと、経済的な問題等により、2000年頃から直葬が増加しています。

(2)直葬・火葬式の流れ

「直葬」の流れについては、ご臨終を迎えたのち、

「ご遺体の搬送」「ご安置」「納棺」「葬儀・告別式」「火葬」という一般的な葬儀に対して

「葬儀・告別式」のみを行わないというカタチになります。ご遺体の搬送やご安置、納棺などは宗教儀礼を行わない場合でも火葬に必要な作業、流れになります。

(3)直葬・火葬式のメリット

最大のメリットとして、直葬は葬儀費用が平均で約18万円と安価である事です。

通夜や葬儀・告別式、あるいはそれに伴う僧侶へのお布施や参列者へのおもてなしなど、諸経費が不要となるためです。

このため、できるだけ費用負担を低く抑えたい方には、最適な葬儀形態と言えます。

5.社葬

(1)社葬とは

社葬とは、会社が施主となって執り行い、かつ費用の負担も行う葬儀のことです。

一般的な葬儀では遺族が喪主を務め、葬儀の内容を決定し弔問を受け、代表で挨拶を行ったりしますが、社葬では会社の代表者が「葬儀委員長」となり、遺族に代わって執り行います。

(2)社葬の流れ

社葬にはいくつかの形式があります。

1.通夜は身内だけで行い、葬儀、告別式のみ社葬として行う

2.通夜、葬儀告別式、火葬までを社葬として一般葬と同じように行う

3.いったん密葬で火葬まで済ませ、後日改めて本葬として社葬を行う

大きな会社になると社葬もそれなりの規模となり、各所への連絡などの準備をする時間が必要となります。

火葬までは家族葬または一般葬として行い、後日改めて社葬を行うというケースが多数です。

なお、社葬は必ずしも大規模な葬儀になるわけではありません。

家族経営の会社などは、参列者は数十名で、実質的に家族葬や一般葬と同じような規模で行われる社葬もあります。

(3)社葬の目的

一般的には会社に大きな貢献をした人(現役の役員など)が亡くなった場合に社葬が行われます。

社葬が行われる理由としては下記が挙げられます。

・企業として、故人が生前にお世話になったことに対する感謝の意を表明する。

・故人の会社への貢献に感謝し、追悼する

・故人亡き後の会社の体制を整え、挨拶を行う

・会社の従業員の意思統一、結束を図る

どのような場合に社葬を行うかは会社ごとの判断に委ねられ、原則的に社葬規定などによって個々に定められています。

また、社葬に関わる費用については損金として計上ができ、税務上で会社の経費として認められます。

会社の経費として認められ、その分利益が減少すれば納税額も減少することになります。

6.生前葬

(1)生前葬とは

生前葬(せいぜんそう)とは、存命している人物の葬儀を行うことです。

主に自分自身の葬儀を執り行うことが多いです。

(2)生前葬の流れ

生前葬は自身のために、自分自身のプロデュースのもと、行われることが多く、

そのため無宗教であったり、音楽やスライドなどを多用した明るい葬儀であったり、一般の葬儀とは異なるイベント的な葬儀となります。形式はカラオケ大会から立食パーティー、また、自費出版の自分史を配るなど、様々でとくに決まった様式はありません。

(3)生前葬のメリット

自らの生があるうちに、縁のある人やお世話になった人を招いて

お別れと礼を述べるために行なう人が多く、本来出席できないはずの自分の葬儀に喪主として参加することができるため、思い通りのやり方で行うことができます。

7.お別れ会、偲ぶ会

(1)お別れ会、偲ぶ会とは

お別れ会、偲ぶ会とは、葬儀・火葬の後に設ける「故人のお別れ会」です。

著名人が行うイメージがあるかもしれませんが、最近では様々な事情により、亡くなったときにきちんと葬儀ができなかった遺族が行うケースも増えてきています。

(2)お別れ会、偲ぶ会の流れ

お別れ会、偲ぶ会は四十九日法要や一周忌などのタイミングで実施したり、

行う時期は自由で宗教的な色合いが薄く、進行の流れも様々です。

一般的には焼香・献花・献灯などを行い、故人を生前の姿や経歴などをDVDで上映したり、

音楽の演奏や会食などの流れが多いようです。

(3)お別れ会、偲ぶ会のメリット

諸事情により、葬儀に参列できなかった故人の友人・知人に、故人とのお別れの場を用意できます。

お別れ会、偲ぶ会は準備期間を十分に取りやすく、関係者が余裕を持って予定を組めることもメリットです。

8.おおすみの葬儀プラン紹介

葬祭のおおすみでは、直葬から社葬・お別れ会、偲ぶ会から生前葬まで、幅広く対応しています。

故人さまを大切に思い、理想のお葬式を一緒に考え、感謝の言葉・お別れの言葉が届くようお手伝いをさせて頂きます。